幼稚園ママの人間関係でのお悩み!ママ友とのトラブル対処法

幼稚園のママ友グループとの付き合いが苦手です。先日は役員の集まりがあったのですが、私だけ話にあまり入っていけず、気まずい雰囲気になり、きっと陰で悪口を言われているんだろうな・・・などとマイナスに考えて落ち込んでしまいます。どのように気持ちを考え直したらよいでしょうか。
幼稚園のママ友グループとの付き合いで悩まれているとの事。幼稚園ママとの人間関係でお悩みの方はとても多いと聞きます。今日は幼稚園ママと付き合う上で、自分の気持ちの持ち方などについて書いてみます。

1.悩んでいるのはあなただけではありません

ママ友との役員会などで気まずい雰囲気になり、陰で悪口を言われているのでは・・・などと悲観的に考えてしまう事があるとのこと。

実は、そのように幼稚園のママ友関係でお悩みの方はとても多いんです。

以前、育児相談室の業務の方にお聞きした驚きの事実があります。幼稚園ママと保育園ママから寄せられるお悩みは悩みの種類が全く違うのだそうで、保育園ママは、お子さんの成長や発達についてのご相談が多いらしいのですが、幼稚園ママから寄せられるお悩みで最も多いのは、なんと人間関係らしいのです。つまり、幼稚園のママ友との人間関係ですね。そのくらい悩まれている方が多いという事を先ず知って頂けたらと思います。

 

2.かけているメガネの色が違うことを知る

自分の友人なら、ある程度価値観の同じような人たちと自然と仲良くなったりしますよね。しかし、子どもを介したママ友の世界。派手なママもいれば、控えめなママもいる。働いているママもいれば専業主婦のママもいる。育ってきた環境も、家庭での教育方針だってそれぞれ全く違ったりします。

そんな、タイプも価値観も教育方針も様々な方たちの集まるママ友の世界。うまく人間関係が作れて仲良く出来たら一番いいですが、何かトラブルがあって揉めたりするとこれがまた厄介。

では、そんなママ友グループの中で気まずい雰囲気になったり、自分を悲観的にみて落ち込んでしまう時はどうしたらいいのでしょうか。

 

アドラーは言っています。

『人は、客観的な世界に住んでいるのではなく自らが意味づけを施した主観的な世界に住んでいる』と。

 

 

個人的には、この理論がお腹に落ちているだけで人間関係の悩みの9割は解決出来るのでは?!とすら思っています。

人はみんな、自分だけのオーダーメイドの色メガネを持っています。同じ出来事があっても、みんなそれぞれかけているメガネの色が違うので、感じ方も十人十色という事です。

 

例えば、あるママに「お子さん、大人しいですよね」と言われたという出来事があったとします。

あるママは、「お行儀が良い子という意味ね!褒められた!」と嬉しく感じ、捉えるママもいるかもしれません。

また別のママは、「他のお友達はみんな元気いっぱいなのに、うちだけ内向的な子みたいでけなされた気分」と捉え、落ち込むママもいるかもしれません。

つまり同じ出来事があっても、同じ言葉をかけられても、感じ方は十人十色という事なんです。

みんなそれぞれ違う色のメガネをかけており、別々のフィルターから物事を見ているので、受け止め方もそれぞれ。

 

 

 

 

同じものを見ていても、それが赤に見える人もいればオレンジに見える人もいるし、赤茶色に見える人もいるかもしれません。

メガネの色が違うだけなので正解はありません。

なので、「これは赤だよね?」「いやいや!これはどう見てもオレンジでしょう?」「茶色っぽくないですか?」

なんて互いの主張を討論し合っていても解決にはなりません。

一緒にしようとする必要はなくて、先ずはただ相手のメガネの色。みえている世界を知ろうとする事。

それが、人間関係を円滑にするための第一歩なのかもしれません。

3.人間関係の法則を知る

人間関係には相性の法則というものがあります。

自分の周りにいる人たちは「2:7:1」か「2:6:2」の割合で、「相性の合う人:普通の人:合わない人」に分けられるというものです。

また、周りの人も自分に対して同じ割合で相性の良し悪しを判断しています。

なので、どこに行っても少なからずみんな1割くらいは苦手な人に出会うものなのですね。

しかし、私たちは苦手な人のインパクトが強いのか、そこに注目をしてしまう事があるのかもしれません。

しかし、そこにはあまり注目をしなくても大丈夫!

みんなが自分の噂話や悪口を言っているような気がする。みんなに嫌われているような気がすると感じてしまう方は、ぜひこの相性の法則の比率を思い出してみてくださいね。

例え、自分の事を良く思わない人がいたとしても10人中、多くても1人か2人くらいしかいないのです。

近くの木を見るよりも、全体的に森を見てみましょう。一つの木に囚われてしまうと全体が見えずらくなってしまう事もあるかもしれませんが、大きな視野で森を見てみるとそもそも、そこにいる『全員』が自分の事を嫌っているはずがない。『全員』に悪口を言われているはずがないのです。

ほんの1割の、悪口を言いたい人には好きなように言わせておけばいい。

それよりも、自分と相性の良い2割の人を探してみませんか?10人中、少なからず2人は自分と同じような考えの人や、相性の合う人がいるものです。

気の合わない人に気を使いながら無理して自分を偽りながら付き合うよりも、ありのままをお互いに認め合える人と付き合った方が断然楽しいし気が楽です。

 

4.幼稚園以外でも自分の居場所を作る

もしも、ママ友の世界だけに身を置いてしまっている方がいたら要注意!

ぜひ、意識して自分の世界を広げてみましょう。

例えば

・短時間でも外で働いてみる

・習い事をする

・趣味のサークルなどに参加する、など

 

人は、5個くらいのコミュニティに所属していると精神が安定すると言われているそうです。

もしも、自分が身を置いている居場所が少ないかも・・と感じたら、ぜひ幼稚園以外のコミュニティを複数持つという事も意識されてみてくださね。

 

自分の事で忙しく生活していたら、人にどう思われるかとか他人からどう見られているかとか、だんだんどうでも良くなってきますよ(笑)