子どもを尊重する保育!アドラー式職員研修にZOOMで登壇しました

アドラー心理学の理論をベースにモンテッソーリ教育の考え方も取り入れた研修「怒らない保育」。三重県鈴鹿市のこのはな保育園さんにて、ZOOMで職員さんたちの前で2か月ぶりにお話しさせて頂きました。

 

 

コロナで直接うかがえなかったのは残念ですが、音響などをご協力いただきパソコン1台同士でも滞りなく出来て良かったです。

 

 

 

 

前半は「子どもを尊重する関わり」というテーマで、3歳までの子どもの身体面と精神面の発達のお話をしながら、保育中に子どもの対応で困ってしまう時の考え方などをお伝えし、「子どもを尊重する関わり」について皆さんと一緒に考えていきました。

職員のみなさんからも素晴らしい意見をたくさん出して頂きました。その中でも共通して多かったのは「共感する」という事でした。職員の皆さんが、きっと普段から共感的に関わりながらお子さんたちを保育されていらっしゃるのだと感じました。

 

・「秩序の敏感期について知れたのが良かった」

・「具体的な声がけが分かって良かったです。」

・「みんなで価値観や考え方などを共有していきたい」

・「共感をすることの大事さを改めて感じました。

など、嬉しいお声も頂きました。

「共感」の威力は本当にすごいと思います。アドラー心理学では、共感のことを「相手の目で見て、相手の耳で聴いて、相手の心で感じること」だと定義しています。そしてそれは、「同意をする」という意味ではありません。「共感」と「同意」は別物なので、「同意」は出来なくてもいいんです。日常の中で子どものやっていることに同意できない事はたくさんありますよね。例えば

・テーブルの上によじ登る

・食事中にスプーンや食べ物を投げる

・癇癪を起して泣きわめく

など。例え同意は出来なくても、先ずは目の前のお子さんがどんな目で見てどんな耳で聴いて、どんな心で感じているのか知ろうとしてみる。そして子どもの行動の目的や本当の意図を探してみると、どんな対応をしていったら良いのかが見えてくると思います。

 

研修の後半では、「より良いチームワークをつくるためのコミュニケーション研修」というテーマで、職員さん同士のより良い人間関係作りのための考え方やコミュニケーションの手法などを、アドラー心理学の視点からお伝えさせて頂きました。後半の研修を受けながら、「おや?」と気づかれた方も多いと思いますが、実は子どもとの関りも大人同士のコミュニケーションも、根っこは同じなんです。対子どもであろうと対大人であろうと、対人関係という事には変わりないですからね。

信頼関係を構築するためにも、まずは自分が目の前の人を、自分とは別の一人の人格者としてリスペクトすること。

お互いにリスペクトし合えていると、信頼や共感がもたらされ協力的な関係が築けます。

日々の保育にぜひアドラー心理学を取り入れてみませんか?

 

保育園や幼稚園で「怒らない保育」研修をいたします。ご興味のある方はぜひお気軽にお問合せください。

詳しい研修の詳細は下記の記事からもご覧いただけます。

↓↓↓

保育士向け研修