挨拶をしない子どもにモヤモヤしてしまうママへ

4歳の息子が、挨拶が苦手です。近所の人や幼稚園の先生に「おはよう」と声をかけられてもなかなか挨拶出来ず、モヤモヤしてしまいます。もうすぐお正月休みで親戚に会う機会も増えるので心配です。
お子さんが挨拶が苦手なのですね。こんな時、親はどのように対応したらいいのでしょうか

いよいよお正月!実家に帰省したり、どこかお出かけに行く方もいらっしゃると思います。

人と会う機会も増えるかもしれません。

そんな中で気になる事の一つに、うちの子、よそに行った時にちゃんと挨拶できるかしら?というのもあるかもしれません。

我が子がどこに行っても礼儀正しく挨拶してくれたらママの株もあがるもの。

なので、つい強制的に挨拶させたくなってしまう時もあるかもしれないのですが、だからと言って挨拶をきちんとしない子に対して、例えば

「おはようございます」は?

「いただきます」でしょう?

など、無理やりそういった言葉を言わせるのはいかがなものかなぁ、と思っています。

 

何故なら、そういう事をしていると

ママが怒るから「おはようございます」ってとりあえず言っておこう。といったような動機づけが出来上がってしまう可能性があります。

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

1.挨拶はそもそも何のためにするのか?

そもそも、挨拶は何のためにするのでしょうか?

例えば朝の挨拶はお友達同士だったら

「今日も会えて嬉しいよ♡」とか「今日も一緒にいっぱい遊ぼうね♡」といったような、心と心を通わせるサインだったりします。

「いただきます」や「ごちそうさま」は、美味しいご飯を作ってくれた人にありがとうの感謝の気持ちを表すために言うものですよね。

そう。ただ、挨拶の言葉を言えばいい!というものではないんですよ。

 

それよりも、挨拶をする意味の方が大切だと感じます。

我が子に、挨拶して欲しいな、と思ったら

「おはようございます」は?

「いただきます」でしょう?

などと教えるよりも

「今日も会えて嬉しいね♡”おはよう”しようか」と声かけしたり

「ご飯美味しそうだね♡作ってくれた人に感謝して”いただきます”しようね」

というように、コツコツと地道に挨拶の意味を伝えていく事の方が大切なような気がしています。

 

 

 

2.子どもに間を与えていますか?

子どもが挨拶が出来るように、親が見本を見せることはとても大切です。

近所の人や、幼稚園の先生に会ったら「おはようございます」と先ずは親が元気な挨拶をしてみる、というのも大切だと思います。

しかし、ここで注意したいのは子どもに間を与えられない方が意外に多いという事です。

 

例えば、幼稚園の先生にお子さんが「おはよう」と声をかけられ、我が子が何も返事をしなかったとしたら、親としてはメンツもあるので少し焦ってしまいそうですね。

そこで、何も返事をしない子どもにモヤモヤしてしまい、子どもが挨拶しようとしているのを待てず、親の方が子どもの代わりに「おはようございます」と言ってしまう事はありませんか?

しかし、もしかしたら子どもは恥ずかしくて口には出せなかったかもしれませんが、心の中で挨拶をしたかもしれないし、これから頑張って言おうとしているのかもしれないし、「おはよう」の代わりに先生と手を繋ぎたいな!と思っているかもしれません。

 

 

それなのに、親が焦ってしまい、子どもの代わりに挨拶をしてしまうと、子どもは自分が挨拶しなくてもママが代わりに挨拶してくれると思ってしまい、ますます自分から言えなくなるという事態にもなりかねません。

お子さんが自発的に挨拶できるように、先ずは間を与えてあげて、お子さんを待ってあげる余裕が出来るといいですね。

 

3.社会性は少しずつ身につく

我が家の娘も、幼稚園の頃は登園時、先生に「おはよう」と声をかけられても挨拶をしない時もありました。

しかし、そういう時は先生の方を見てにっこり笑ったりしていました。(おそらく、その時は心の中で挨拶をしていたのだと思います。)

しかし、小学生になった今は自分から近所の人にも元気な声で挨拶が出来るようになりました。

社会性は少しずつ身についていくものです。

親は見本を示しながら、挨拶の意味や大切さを繰り返し地道に伝えていけば十分だと思います。

しつけとは本来、気持ちよく所作を身につける事です。

挨拶の言葉を言った、言わなかった、などにあまりとらわれ過ぎず、ご家族で楽しいお正月をお過ごしくださいね(*^-^*)