歯磨きを嫌がる子どもへの対応

イヤイヤ期真っ盛りの娘(3歳)の育児で悩んでいます。お風呂やトイレ、そして最近は毎日の歯磨きイヤイヤに苦戦中です。ばい菌の話などして、虫歯になったら大変だよ、など伝えているのですが、よく分かっていないのかとにかく口を開けてくれなくてイライラしてしまいます。何かアドバイスを頂けたら嬉しいです。
歯磨き問題は子育てでよくありがちなお悩みですが、これがイヤイヤ期と重なるとさらに大変ですよね。こんな時はどうしたらいいのでしょうか

イヤイヤ期真っ盛りの娘さんの歯磨き問題で悩まれていらっしゃるとの事。普段はばい菌の話などして虫歯になったら大変だよ、という事を伝えたり、色々と思考錯誤していらっしゃるのですね。

毎日のことだけに、毎回イヤイヤされてしまうとイライラしてしまいますよね。こんな時はどうしたらいいのでしょうか。

1.子どもなりの理由がある

我が子が虫歯になったらかわいそうだと思い、ママは磨くことに一生懸命になってしまうと思いますが、子どもなりにイヤイヤする理由があるものです。

例えばですが

  • 痛い
  • 眠い
  • まだ遊びたかった
  • じっとしていないといけないのが嫌
  • 歯磨き粉が好きじゃない
  • ブラッシングする時に時々水滴が飛ぶのが嫌

などなど。

そしてアドラー心理学の目的論で考えるなら、嫌な気持ちをママに分かって欲しかった、ママに構って欲しいから少し困らせたかったなどの可能性もあるかもしれません。

いずれにしても、子どもなりに嫌がっている理由があるはずなので、やはり先ずはそこをくみ取り

「〇〇が嫌だったんだね」と共感してあげるのがいいと思います。

 

 

2.歯磨きを楽しめる方法を一緒に考える

とはいえ、やはり歯磨きは大切。歯を磨かないと虫歯になっちゃうんだよ、歯磨きは大切なんだよ、という事はしっかり伝えながら、お子さんと一緒にどうしたら出来そうか?と一緒に考えてみるのもいいと思います。

もし嫌がっている理由が分かっているなら、それを改善するような工夫も出来るかもしれませんよね。

著者の娘も、そういえば仕上げ磨きの時に口をちゃんと開けてくれなくて手こずらされていたことがありました。

その時は口をあけっぱなしにしてじっとしていないといけないのが嫌だったようです。

今思うと、なるほどーですね(^^;

口を開けっ放しにしながらも、その時間も楽しめる方法ってないかなーと思いながら考えた遊びがあるので、ご参考までに紹介させて頂きますね。

その名も、「あ」か「い」で歯磨き歌ゲーム!!

やり方は簡単!!

先ず、お母さんの膝枕の上にお子さんの頭を乗せながら歯磨きの仕上げの態勢になります。

そして、お子さんの好きな歌をお子さんと一緒に歌いながら歯磨きするのですが、一つだけルールがあります。

それは、歌う時の歌詞を「あ」か「い」でしか歌ってはいけない!というものです。

何の歌でも良いのですが、例えばEテレのパプリカの歌でやるなら

「♬あああ~あ、あああああーあーあー♬」(ぱぷり~か、はながさいーたーらー)

「♬いーいいいいいいいーいいい!♬」(はーれたそらにたねーをまこ!)

という感じです(笑)

そして、「あ」の時は奥歯などを磨き、「い」の時は前歯などを磨きます。

歌も毎回同じじゃなくて、「今日はこの歌でやろうか♬」などと言うとお子さんも喜ぶかもしれません。

子どもは、やらなきゃ・・・と思う事はなかなかやりたがりませんが、楽しいことはやるんですね(笑)

なので、嫌がるものも遊びに変えてあげられると良いですね。

 

 

3.出来ている事に注目を!

お子さんは歯磨きの時、口を開けてくれないとの事でしたが、「歯磨きするよ」というと、お母さんのところに来たり、膝に座ったりはするでしょうか?

中にはそれすら出来ず、逃げ回るお子さんもいますよね。なので、もしお母さんのところに来たり、膝に座ってくれたりしているなら先ずは今出来ていることに注目を与えてみましょう。

ママとしては虫歯になるのが心配なあまり、口を開けてくれない事ばかりつい焦点がいきがちですが、少しでも(例え10秒でも)頑張って磨けた時は、ぜひ勇気づけてあげてみてください。

「昨日よりも長く磨けたね♡」

「お口大きく開けてくれて助かるな♡」

など、出来ている事にたくさん注目をしてあげられると良いですね。

毎日頑張っている自分のことも勇気づけながら♪

 

 

勇気づけは、結果ではなくプロセスに注目を与えます。

この方法は、結果に注目を与える関わり方よりも子どもが意欲的になり、出来ることが増えていくんです。

勇気づけは、横浜・町田・オンラインなどで開催中の勇気づけ講座でも学べます!