【保育士向けチームワーク研修】アサーティブ・コミュニケーションで職員間の関係性を高める

保育士のチームワークを高める

今回は、鹿児島の保育園さんにて実施した、アサーティブ・コミュニケーション研修のレポートをお届けします。

【目次】

1.なぜ今、アサーティブコミュニケーションなのか

2.コミュニケーションにはタイプの違いがある

3.DESC法で「伝え方」を具体的に学ぶ

4.アサーティブとは「自分も相手も大切にするあり方」

5.アサーティブで共同体感覚を高める

 

先日、鹿児島の保育園さんにて保育士向けの
アドラー心理学に学ぶ/チームワーク研修③「職員間のコミュニケーション」を実施しました。


(今回も午睡の時間におこなったので、同じ内容の研修を2日間実施しました)

 

今回の研修テーマは
「アサーティブ・コミュニケーション」

職員同士の関係性や、言葉の選び方に悩む保育現場にとって、
避けて通れないテーマです。

なぜ今、アサーティブ・コミュニケーションなのか

保育現場では、こんな声をよく耳にします。

  • 言いたいことがあっても、関係が悪くなりそうで言えない

  • つい強い言い方になってしまい、後で後悔する

  • 「伝えたはずなのに、伝わっていない」ことが多い

  • 職員同士の小さなすれ違いが、チーム全体の空気に影響している

これらはすべて、
コミュニケーションの質が大きく関係しています。

今回の研修では、
「我慢する」「正しさを伝える」ことをゴールにするのではなく、
自分も相手も大切にする伝え方を軸に学びを深めました。

コミュニケーションには「タイプの違い」がある

研修の前半では、
コミュニケーションの4つのタイプについて整理しました。

  • 攻撃的(アグレッシブ)

  • 非主張的(ノンアサーティブ)

  • 受動攻撃的(パッシブ・アグレッシブ)

  • アサーティブ

「自分はどのタイプになりやすいのか」
「相手や場面によって変わっていないか」

そんな視点で振り返ることで、
言い方のクセや思考の傾向に気づく時間となりました。

「相手のために我慢しているつもりだった言葉が、
実は自分を苦しくしていたかもしれない」

そんな気づきが、自然と生まれていました。

DESC法で「伝え方」を具体的に学ぶ

研修の後半では、
DESC法(描写・気持ち・提案・選択)を使い、
実際の伝え方を整理しました。

  • 事実と主観を分けて伝える

  • 相手を責めずに、自分の気持ちを言葉にする

  • 話し合いにつながる伝え方を選ぶ

実際によくありがちな、身近な題材をもとに、

それぞれの感じ方や考え方を共有しながら、伝え方の選択肢を広げる時間になりました。

(グループでのワークが盛り上がっている時のお写真)

アサーティブとは「自分も相手も大切にする在り方」

今回、特に丁寧にお伝えしたのは、
相手を大切にすることと同時に、
自分の意見や考えも大切にしていいという視点です。

私たちは子どもの頃から、

「周りの人を大切にしなさい」
「相手の気持ちを考えなさい」

と教えられてきた方が多いのではないでしょうか。

一方で、

「自分の気持ちを大切にしていい」
「あなたの考えを尊重していい」

と、言われてきた経験は、どれくらいあるでしょうか。

保育現場でも、

「私さえ我慢すれば」
「波風を立てない方がいい」

と、自分を後回しにしてしまう場面は少なくありません。

アサーティブ・コミュニケーションは、
相手を尊重しながら、自分も尊重する
そのバランスを取り戻す考え方です。

この研修が、ひとつのきっかけになれば

今回の研修を通して、

  • 自分の気持ちに気づくこと

  • 自分の考えを雑に扱わないこと

その大切さを、少しでも感じていただけたらと思います。

チームワークは、
誰かの自己犠牲で成り立つものではありません。

自分を大切にしながら、相手も大切にする。
その土台づくりとして、
今回の研修が現場の中で生きていくことを願っています。

アサーティブな関わりが共同体感覚を育てる

最後は、アドラー心理学で大切にしている共同体感覚についても扱いました。

自分一人で我慢をするのではなく、
自分も相手も大切にしながら、思っていることを伝えていく。
そんなアサーティブなコミュニケーション
一人ひとりが少しずつ身につけていくことで、
チームの中には自然と共同体感覚が育っていきます。

共同体感覚や心理的安全性のあるチームには、

「言っても大丈夫」
「みんな仲間」
「ここにいていい」

そんな安心感があります。

その安心感があるからこそ、
お互いに支え合い、協力しながら、
仕事を進めやすくなっていきます。

アサーティブな関わりは、
誰かを変えるためのものではなく、
一緒に働く仲間として、よりよい関係を育てていくための土台

そんな視点を、これからも大切に届けていきます。

最後に

日々の保育の中で

  • 「子どもを尊重したいけれど、忙しさの中で難しいことがある」
  • 「園として大切にしたい関わり方を、チームで共通の軸として育てていきたい」

そんな想いを抱く先生方は少なくありません。

子育てと保育の学び舎 cocorone では、アドラー心理学をベースに

園が大切にしたい保育観をチームで育て、日々の保育に落とし込んでいくための、実践的な研修を多数ご提供しております。

「叱らない保育」「子どもを尊重する言葉がけ」「アドラー心理学を保育に活かす・チームワーク研修」など、
保育現場の課題や雰囲気に合わせて、内容をオーダーメイドで設計しています。

実際にご依頼くださった園からは、
「職員同士の雰囲気が柔らかくなった」
「子どものまなざしや声がけが変わった」
といった嬉しいお声も多数、届いています。

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