鹿児島の保育園で実施|アドラー心理学をチームワークに活かす研修【聴き方と相手理解】
保育現場では、価値観や経験の異なる職員同士が協力しながら、
同じ子どもたちを支えていく必要があります。
意見が異なる中でも、お互いを尊重しながら建設的な対話をしていくためには、
「どう伝えるか」「どういう言い方をしたら良いのか」という意識ももちろん大切ですが、
それだけでなく
相手を理解するために「相手の話にどう耳を傾けていくか」という意識も欠かせません。
今回は、鹿児島県の保育園さんにて実施した「アドラー心理学に学ぶチームワーク研修②」のレポートをお届けします。
目次
- 保育園でアドラー心理学をチームワークに活かす
- 職員同士の話の聴き方のスキル
- 対論と対話の違いを体感するワーク
- 職員同士で相手を理解しようとする姿勢
- 自分のコミュニケーションのタイプを知る
- 最後に
保育園でアドラー心理学をチームワークに活かす研修
先日、年間でサポートをさせて頂いている鹿児島県の保育園さんにて、オンラインで
アドラー心理学を活かした「チームワーク研修」2回目を実施しました。



(今回も午睡の時間を使い、同じ内容の研修を2回実施しました。)
1回目のチームワーク研修では、それぞれの捉え方や考え方の違いを認め合う
「職員同士の考え方の多様性」をテーマに行いました。
前回の研修レポートはこちらから▶▶▶
そして今回の研修テーマは、
「聴き方」と「相手理解」です。
保育現場だからこそ必要な「聴き方」と「相手理解」
保育現場では、
価値観や経験の異なる職員同士が協力しながら、
同じ子どもたちを支えていく必要があります。
その中で、
-
話し合いがうまくいかない
-
意見が噛み合わない
と感じる場面は、決して少なくありません。
お互いを尊重しながら建設的な対話をしていくためには、
「どう伝えるか」「どういう言い方をしたら良いのか」という意識ももちろん大切ですが、
それだけでなく
相手を理解するために
「相手の話にどう耳を傾けていくか」
という意識も欠かせません。
今回の研修では、
職員同士がより話しやすく、協力しやすい関係をつくるために、
まず 「相手の話をどう聴いているか」、
そして 「どんな姿勢で関わっているか」 を見直すことを大切にしました。
職員同士の話の聴き方のスキル
研修の前半では、
-
相手の話を途中でとってしまう
-
話を流してしまう
-
無意識に否定や批判をしてしまう
といった、誰もがやってしまいがちな「聴き下手な対応」を整理しました。
そのうえで、
-
相手が話しやすくなる関わり方
-
やりとりの中で安心感が生まれる聴き方
-
言葉を受け止めて返す関わり
など、日々の保育現場ですぐに実践できる「聴き上手な関わり」を確認していきました。
特別なスキルではなく、
「少し意識を変えるだけでできること」を中心に扱っています。
対論と対話の違いを体感するワーク
今回、特に盛り上がったのが、
「対論(ディベート)」と「対話(ダイアログ)」の違いを体感するワークです。
犬派・猫派、コーヒー派・紅茶派といった、
日常のちょっとした好みをテーマにした、安心して参加できるワークを行いました。


(ワークに取り組んでいただいているところです)
まずは「対論」を意識して話し合ってもらうと、
-
正しさを主張したくなる
-
相手の意見の欠点に目が向きやすくなる
-
言葉のテンポや声のトーンが強くなる
など、場に自然と緊張感が生まれていく様子が見られました。
同じテーマでも、関わり方を変えると…
次に同じテーマで、
「対話」を意識した関わり方に切り替えてもらいました。
すると、
-
相手の話を聴こうとする姿勢が生まれる
-
声のトーンが落ち着く
-
自分の気持ちも穏やかに伝えられる
といった変化が、自然と起きていきました。
参加者からは、
「対論のときと比べて、対話のほうが優しい気持ちで話せた」
という声もあり、
関わり方ひとつで、気持ちや場の空気が変わることを、
体感的に学ぶ時間となりました。
職員同士で相手を理解しようとする姿勢
研修後半では、
アドラー心理学の視点から、相手と協力的な関係を築くための「相手を理解しようとする姿勢」についても扱いました。
-
相手の立場や状況に思いを巡らせること
-
相手を「仲間」として捉える視点
-
行動の背景にある、ポジティブな目的に目を向けること
アドラー心理学の考え方をもとに、
「相手を変えようとする前に、自分の見方を少し変えてみる」
そんな関わり方を確認していきました。
自分のコミュニケーションのスタイルを知る
最後は、自分自身のコミュニケーションのスタイルについて考える時間です。
言いづらいことを伝える場面を想定しながら、
-
非主張的
-
攻撃的
-
受動攻撃的
-
主張的(アサーティブ)
それぞれの特徴や、チームにどんな影響を与えやすいのかを整理しました。
「自分はどのスタイルを取りやすいのか」
「その結果、職員同士の関係にどんな影響が出ているのか」
を振り返ることは、明日からの関わりを見直す大きなヒントになります。

研修の最後には、「自分も相手も大切にするコミュニケーション」についても扱いました。
日々のやりとりの中で、ふと立ち止まって考えるきっかけのひとつになっていたら嬉しいです。
最後に
日々の保育の中で
- 「子どもを尊重したいけれど、忙しさの中で難しいことがある」
- 「園として大切にしたい関わり方を、チームで共通の軸として育てていきたい」
そんな想いを抱く先生方は少なくありません。
子育てと保育の学び舎 cocorone では、アドラー心理学をベースに
園が大切にしたい保育観をチームで育て、日々の保育に落とし込んでいくための、実践的な研修を多数ご提供しております。
「叱らない保育」「子どもを尊重する言葉がけ」「アドラー心理学を保育に活かす・チームワーク研修」など、
保育現場の課題や雰囲気に合わせて、内容をオーダーメイドで設計しています。
実際にご依頼くださった園からは、
「職員同士の雰囲気が柔らかくなった」
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