町田市の保育園で園内研修|叱らない保育

「子どもの行動の理由を知る」をテーマに研修を実施しました

先日、東京町田市にある、もりの聖愛保育園さんにて
保育士研修で登壇させて頂きました。

町田市のもりの聖愛保育園で実施した保育士研修の様子
ペアになって保育の悩みをシェアし合う保育士たち
(3人ずつペアになって頂き、普段保育中に感じていることをシェアし合って頂いている時の写真)

子育てにも保育にも正解はないと思っています。

しかし困ったり悩んだりした時に、研修の内容が何か一つでも保育者の皆さんや、子どもたちのためにお役に立つことが出来るなら・・・

いつも、そんな気持ちでお話をさせて頂いています。

「知る・聴く・伝える」の3STEPについて説明する講師

「知る」「聴く」「伝える」の3STEP研修

研修では、「知る」「聴く」「伝える」の3STEPを基礎研修にしながら、アドラー心理学の理論を基に、お話しています。

先日は最初のステップでもある「子どもの行動の理由を知る」というテーマで、職員の皆さんと一緒に考えていきました。

原因を探す視点(原因論)の落とし穴

私たちは普段、子どもの行動の理由を知ろうとする時、原因を考えるという事が多いのではないかと思います。

例えば朝からぐずぐず泣いていて、機嫌が悪いお子さんがいたとします。

そんな時、私たち保育者はおそらく
「今日は体調が悪いのかな?」と思ってその子の体温を計ってみたり。
または、「昨日お家で何かあったのかな?最近情緒不安定なのかもしれない!」
と考えてみたりとかですね。

勿論、原因を考えるという事も保育をする上ではとっても大切な事なので、それはそのまま続けていきたいところです。

しかし、「何で?」「どうして?」と原因を考える視点(原因論といいます)は、場合によっては子どもは大人に責められていると感じたり、勇気をくじかれてしまう事にもなりかねません。

目的を探す視点(目的論)というアプローチ

そこでおすすめなのは、原因を探すのではなく目的を探すという視点です。(目的論)

子どもの行動には目的があります。

子どもの行動の目的を発達の視点から理解するという意味では、もともと障害児の研究から始まったモンテッソーリ教育の考え方もとても役立ちます。

子どもがじっとしていられないのにも、お部屋を走りまわるのにも、丁度よい高さのものを見つけたらよじ登ろうとすることにも、全部意味があるからです。

例えば、こんな風に捉え直してみることができます。

  • 「じっとしていられない」→ 体を動かしたい、力を発揮したいという発達的な欲求のあらわれ
  • 「高いところによじ登る」→ いつもと違う景色を見たい、できた!という達成感を味わいたい気持ち
  • 「物を投げる、落とす」→ 物の動き方や力加減を確かめる、感覚を通した学びの真っ最中

「困った行動」に見えていたものが、「発達のサイン」として見えてくると、関わり方も自然と変わっていきます。

そして子どもの心理面を理解し、適切なアプローチをしていくという意味ではやはり、アドラー心理学の考え方がとても役立ちます。

モンテッソーリとアドラー、意外な共通点

マリア・モンテッソーリとアルフレッド・アドラーは、イタリアとオーストリアで、同じ1870年生まれで同じ医師でもあり、どちらも子どもの【自立】を大切にしています。その考え方には共通点も多く、実践するにはとても相性が良いと思います。

どちらも「子どもを一人の人格を持った存在として尊重する」という姿勢が土台にあるからこそ、発達の視点(モンテッソーリ)と心理面の視点(アドラー)を組み合わせることで、より立体的に子どもを理解できるようになるのだと感じています。

今回は「知る」をテーマにお話しさせて頂きましたが、次のステップである「聴く」「伝える」も含めて、またじっくり学びを深めていけたらと思っています。

保育士研修をご検討の園さまへ

子育てと保育の学び舎cocoroneでは、アドラー心理学を活かした「承認する保育」「言葉がけ研修」「叱らない保育」など、保育士さんたちのスキルアップと現場の課題解決に役立つ様々な研修をご提供しております。

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