乳児保育の遊びがマンネリして悩んでいませんか?発達に合った遊びと手作り玩具のヒント|保育士研修レポート

乳児の発達と遊び|保育士研修レポート

昨年度【丁寧な保育】をテーマに、茨城県神栖市の萬徳寺保育園さんにて
子どもへの共感や言葉がけなど、日々の関わりの土台となる基礎研修を実施させていただきました。

今年度は昨年度の基礎研修での学びを土台にしながら、子どもとの関わりをさらに深めていく応用研修で、引き続き関わらせていただいています。

先日はその第1回目として、オンラインにて【乳児の発達と遊び】をテーマに実施しました。

乳児保育、遊びがマンネリして悩んでいませんか?

「また同じおもちゃ出してるな…」
「どうにかしたいけど、アイディアが思い浮かばない」
「色々工夫したいけれど、余裕がなくて手が回らない」

そんなふうに感じて、悩んでいませんか?

・遊びがマンネリになっている気がする
・子どもたちが飽きているけど、他に何を用意したらいいか分からない
・集中が続かず、遊び込めていない様子が気になる

「もう少し夢中になれるものを用意してあげたいな」と思いながらも、

他の子の対応や日々の業務に追われて、そこまで手が回らないことも多いですよね。

0~3歳児クラスでよく見られる子どもの行動

例えば乳児クラスの保育の中で、こんな光景が見られることはありませんか?

・何度注意しても、高いところによじ登りに行く
・滑り台を下から登ろうとする
・玩具を投げてしまう
・ティッシュやロッカーの中の物を引っ張り出す
・散歩中にブロック塀などをべたべた触りながら歩く
・手洗い場で、水やハンドソープを出して遊び続ける

どれも、乳児期にはよく見られる姿だと思います。

子どもが自発的に、何度も繰り返しやっている行動には、意味があります。

大人から見ると一見、「いたずら?」と思ってしまうような行動だったとしても

子どもにとっては、体の動かし方を試していたり、五感という手がかりを使って周りの世界を確かめていたり、「こうすると、どうなるんだろう?」と、同じことを何度も繰り返しながら、好奇心の芽を発揮している真っ最中の姿でもあるかもしれません。

子どもの行動を観察していると

「今こんな力を使いたい」
「今こういう玩具が欲しい」

そんなメッセージが見えてくることがあります。

今回の研修でお伝えしたこと

今回の研修では、0歳から3歳までの子どもの発達を【身体面・精神面】の両方から丁寧に辿りながら、

その時期ごとに見られる姿や、そこから考えられる遊びや関わりのヒントについてお伝えしました。

また、研修で実際にご紹介した玩具は高価なものや特別なものではなく、身近な素材を使って簡単に手作りできるものばかりです。

日々の保育の中でも、すぐに取り入れられる内容を中心にお話ししました。

(研修で使ったスライドの1部です)

ご参加くださった先生方から素敵なご感想をいただいたので、一部ですがご紹介させていただきます。

 先生方のご感想

毎回の研修後、すぐにでも実践したくなる研修内容です

・毎回の研修後、すぐにでも実践したくなるような研修内容で、実践後は「本当だぁ」「こうしたら良かったんだなぁ…」と色々な気づきがあります。自分の中にはない引き出しが増えていき、子どもたちとの関わりも楽しくなっています。

・自分では思いつかなかった遊びのアイデアがたくさんあり、参考にしていきたいと思いました。

・微細運動の育ちを促す遊びが写真で分かりやすく見せて頂き、こんなものを作ってあげたいと意欲が湧きました。

・乳児期の発達の基本的な流れと、その時期ごとにどのような遊びを提供すると良いのかを知ることが出来て、とても勉強になりました。子どもたちのやりたい事ができる環境づくりを話し合って進めていきたいです。

・月齢ごとの成長を知ることで、月齢に合った遊びを知ることが出来たので良かったです。色々な遊びのアイデアもあり、今後の手作り玩具の参考になりました。

・乳児期の発達には、一つひとつきちんと意味があり、今後の成長過程にも繋がっている事を改めて学ぶことが出来て、これからの保育の中で子どもたちの姿、行動、しぐさを大切に見守っていきたいと思いました。発達に合わせた遊びも教えて頂き、実践していきたいです。

月齢に応じた遊びが分かりやすく、身近なもので作れそうなものばかりでした

・月齢に合わせた遊びが分かりやすく、写真で見ることで身近なもので作れそう…と思うものばかりでした。今の月齢の子どもたちにぴったりのものを見つけて実践していきたいです。

・0,1,2歳児の遊びを難しく考えていた部分がありましたが、例をたくさん見せて頂いてとても参考になりました。

・最近は手作りの玩具が減ってきていて、自分もあまり作ったことがなかったのでとても勉強になりました。ご紹介して頂いた玩具は、身近な素材という観点で子どもたちもワクワクするのではないかと感じ、資料の中に出てきた手作り玩具はとても参考になりました。使い方を変えたり、物を変えたりすれば長く遊べるという面も勉強になりました。

・いつも分かりやすく丁寧に講義して頂くことで、実際に現場でやってみようと思えることが多くありました。

・手洗い時に遊んでしまったり、水が出てくるのが不思議なのか手洗い場から離れない子も多いので、ご紹介していただいた遊びをぜひやってみたいと思いました。

・資料も見やすく、見返した時にとても役立ちます。

動作や目的ごとに遊びを紹介して貰えて分かりやすかった

・動作や目的ごとに遊びを紹介して貰ったので意識することが分かりやすかったです。成長段階も示されており、「ちょっと頑張ればできる」などの基準もあることで一般的なタイミングとその子に合ったタイミングも分かりやすかったです。

・「ちょっと難しいけど、ちょっと頑張ったら出来そう」が集中力が続くポイントというのが強く心に残りました。

・子どもたちが遊びの中で育つには、我々大人の発達への理解と適切な環境設定が必要だと改めて感じました。

・月齢から見た身体面と精神面の発達と、その連続性と、それに適した遊びや玩具を具体的に知ることが出来て、とても学びになりました。

・手作りおもちゃは、写真と一緒に見ることでイメージがつきやすく、身近な素材のものも子どもたちのおもちゃに変身することを知れました。

・それぞれの発達段階に合わせた手作り玩具や、同じ遊びでも、難易度を変えたり工夫できると知れました。

・発達段階別にどのような遊びや関わりが大切なのか、とても分かりやすく勉強になりました。

毎回保育のヒントをいただき、すぐに実践できるものが多いので楽しみです。

・いつも丁寧に分かりやすく教えて頂けるので毎回自身の身になっています。また改めて頑張ろうと励まされる気持ちになります。

・毎回保育のヒントをいただき、すぐに実践できるものが多いので、研修が楽しみです。

・前回学んだことを毎日の保育の中に取り入れることで、子どもたちの反応や表情が変わったように感じています。子どもたちのイキイキした顔を見ることが出来るようになり、好循環が生まれています。いつも素敵な研修をありがとうございます。

・昨年からエリ先生の研修を受け、毎回ハッとしてしまうことばかりです。自分の保育、子どもたちとの向き合い方など見つめ直す良い機会になっています。

子どもたちと遊ぶ時に、何して遊ぼう…どんな玩具がいいかな…と考える時に市販の玩具を考えることが多かったですが、今回研修で紹介して頂いた手作り玩具にチャレンジして、子どもたちともっと楽しんでいきたいと思いました。

・現場の視点で示して頂き、実践に繋げやすい研修でした。

今回の研修でお伝えしたかったこと

今回の研修でお伝えしたかったのは、子どもが自発的に繰り返しやっている行動には、意味があるということです。

子どもの行動を「困ったこと」として捉えるのではなく、「今、何を育てているのか」という視点で見ていくと、発達段階や遊びのヒントも見えてきます。

また、「ちょっと難しいけど、頑張ればできそう」というレベルのものが、集中が長く続きやすいポイントということもお伝えしました。

日々の保育の中で見られる子どもたちの一つひとつの行動が、成長のサインだとしたら、

その見方が変わるだけで、遊びの用意の仕方や環境の整え方も変わっていきます。今回の内容が、明日からの保育のヒントになれば嬉しいです。

最後に

子育てと保育の学び舎cocoroneでは、様々なテーマでの園内研修や継続的な学びもご提供しています。
今回のような【乳児の発達や遊び】をテーマにした研修はもちろん、

  • 子どもへの声がけや関わりを見直したい
  • 保育の質を高めたい
  • 職員同士のチームワークやコミュニケーションを高めたい

といった、園様の課題やニーズに合わせた研修を行っています。ご興味のある方はぜひ一度、お気軽にご相談ください。

 

【関連記事】 昨年度の「丁寧な保育」研修レポート

同じ保育園で実施した「丁寧な保育」研修のレポートと参加者のお声もあわせてご覧いただけます。

第1回 子どもの行動理解

第2回 聴き上手になろう

第3回 伝え上手になろう

 

保育現場の課題や雰囲気に合わせて、内容をオーダーメイドで設計しています