自分を責めてしまうママへ

自分の事が受け入れられません。心理学の本を読むと、「ありのままの自分を受け止めるのが良い」などとよく書いてありますが、それが難しくて悩んでいます。特に子どもを叱ったり自分のイライラをぶつけてしまう時、自分の事が嫌になってしまい、自分を責めてしまいます。
「ありのままの自分を受け止める」は頭ではわかっていても、なかなか実践となると難しい場面もありますよね。自分を責めて落ち込んでしまう時はどのように気持ちを切り替えたら良いのでしょうか。

本当は子どもに穏やかに接したいのに・・・イライラしてしまい、気づけばつい、声を荒げて怒ってばかり。

本当は見守る母でいたいのに・・・つい口を出してしまい、ガミガミ叱ってばかり。

こんなはずじゃなかったのに。もっといい母親でいたいのに。子育てを楽しみたいのに。

また今日も怒ってしまった。

 

 

そんな風に、自分を責めてしまうママはいませんか?

 

心理学の本などを読むと、そんな時は「ありのままの自分を受け止めるのが良い」などとよく書いてあったりします。

子どもにイライラしてしまうのも、ついガミガミ怒ってしまうのも、ママ自身がありのままの自分を受け止める事で解決されるという事があるからです。

自分自身がありのままの自分を受け止めていなければ、子どものありのままを受け止めることも出来ません。

だから先ずは、ママ自身がありのままを受け止め、勇気づけられている状態でいる事が大切なのです。

とは言え、ありのままの自分を受け止めるって言葉でいうのは簡単ですが、実践となると難しいですよね(T_T)

 

どうしたらありのままの自分を受け止める事が出来るのでしょうか。

 

1.人は決して完全にはなれない事を受け入れる

人は神様ではないので、残念ながら完全な存在になる事は出来ません。

誰もが不完全な存在です。

美人で頭も良くて、料理も上手で家事も子育てもテキパキこなす近所のママ友が完璧に見えたとしても、その人だって何かしら苦手なところはあるはず。

不完全な人間は、お互いに欠けている部分を補い合いながら協力し合いながら生きています。

なので完璧なママを目指すよりも、自分の欠点も受け入れて、失敗も許せるママでいた方が幸せでいられます。

そして、ママが自分の失敗を許せていたら子どもの失敗も許せるようになっていくと思います。

 

2.共感プラス○○を習慣に!

それでもやはり自分を責めることがやめられない!という方は、先ずはそんな自分にも共感し、寄り添ってみましょう。

そして出来ればその後、声に出して「許します!」と言ってみるのもおすすめです。

具体的にはこんな感じです。

「はー。また怒っちゃった。もう自分が嫌・・・」

「そーかそーか。怒っちゃって、今は嫌だなーって思ってるんだね。(共感)・・・許します!」

 

「余裕がなさ過ぎてまた今日も子どもと遊んであげられなかったー」

「そーかそーか。余裕がなかったんだよね。(共感)・・・許します!」

共感して、先ずはどんな自分も許してあげませんか?

思考や感情を変えるのは結構難しいですよね。

しかし、その中でも行動は変えやすいです。

こんな風に声に出して言ってみたり、行動を出来ることから少しずつ変化させていく事で、思考も少しずつ変わっていくもの。

 

そして共感は、自分に対しても省かずにどんどんやってあげてみると効果的です。

勇気づけの実践を繰り返していくと、少しずつネガティブな思考から解放され、ポジティブになっていくと思いますが、それは無理やりポジティブとは違うんです。

無理やりポジティブ・・・

ネガティブな感情が沸き上がってきても、自分を奮い立たせてポジティブに考えようとする。

これでは自分の気持ちが置き去りにされている感がありますよね。

人は、ありのままを認めて貰えると安心します。

元気になって、次のステップに進む活力が湧いてきます。

なので、どんな感情でも、先ずは感じるままに感じてみる。

そして、自分の気持ちに寄り添い、共感してあげるというワンクッションがやはり大切。

先ずは自分に共感して、どんな自分も許してあげることから始めてみませんか?